ERM (Ezrin/Radixin/Moesin) Family: From Cytoskeleton to Signal Transduction.

Tsukita,Sa., Yonemura,S. and Tsukita,Sh.

Curr.Opin.Cell Biol., 9, 70-75(1997)

ERM proteins: Head-to-tail regulation of actin/plasma membrane regulations.

Tsukita,Sa., Yonemura,S., and Tsukita,Sh.

TIBS, 22, 53-58(1997)


【筆頭著者紹介】

ラディキシンの同定に始まり、最近のシグナル伝達に関係する研究まで、ERM蛋白質の研究を引っ張ってきた。 ラディキシンを蛋白質レベルで同定したとき、エズリンやモエシンとの関係には気づかず、解析は困難をきわめた。 現在は、優秀な大学院生を率いて、さらなるERM研究の発展を模索している。


この二つの論文は、これまでのERM研究を少し異なった観点からまとめたものである。 図は、この10年間に明らかになったERM蛋白質の機能をまとめたものである。

ERM蛋白質はアクチンフィラメントとCD44のような膜蛋白質の間の架橋蛋白質として働き、その活性はRhoのシグナルによって制御されている。