本庶 佑 (ほんじょたすく)

[昭和59(1984)年3月1日〜]

 昭和17(1942)1月27日京都市において医家に生まれた。山口県立宇部高校を昭和35(1960)年に卒業した。同年,京都大学医学部に入学し,在学中から早石 修教授の医化学教室にて研究を行った。昭和41(1966)年に京都大学医学部を卒業し,1年間のインターン後,昭和42(1967)年4月京都大学大学院医学研究科に入学し,早石 修教授の医化学教室へ入室した。昭和46(1971)年3月,同大学院を終了し,同年9月アメリカ合衆国へ留学,カーネギー研究所で Donald Brown 教授に師事した後,昭和48(1973)年4月からは米国国立健康研究所にて Philip Leder 博士に師事した。昭和49(1974)年11月に東京大学医学部栄養学教室助手として帰国した。昭和54(1979)年に大阪大学医学部遺伝学教室教授に就任し,昭和57(1982)年4月より昭和58(1983)年3月まで京都大学医学部免疫研究施設教授を併任した。早石 修教授の退官後,昭和59(1984)年3月に医化学第一講座第5代教授に就任した。昭和63(1988)年4月から平成 9(1997)年2月までの間,京都大学遺伝子実験施設長を併任し,また平成元(1989)年10月から平成8(1998)年3月まで弘前大学医学部脳神経疾患研究施設遺伝子工学部門教授を併任した。平成 7(1995)年4月から大学院重点化に伴い,京都大学大学院医学研究科分子生体統御学講座教授(分子生物学)を担当することとなった。また,平成 8(1996)年10月からは京都大学医学研究科長 - 医学部長を併任している。