月田 承一郎 (つきたしょういちろう)

[平成 5(1993)年5月1日〜]

 昭和28(1953)年7月7日兵庫県神戸市東灘区に生まれた。私立灘中学校,高等学校を昭和47(1972)年3月に卒業後,東京大学理科III類に入学,続いて医学部医学科に進学した。在学中より,解剖学第一講座の山田英智教授(現名誉教授),石川春律助教授(現群馬大学教授)のもとで細胞生物学の基礎を学び,電子顕微鏡を使った研究を開始した。昭和53(1978)年3月に医学部医学科を卒業後,直ちに東京大学大学院医学研究科(解剖学第一講座)に進学,昭和57(1982)年3月,大学院修了(医学博士)と同時に解剖学第三講座講師となった。昭和61(1986)年7月,東京都臨床医学総合研究所の超微形態研究部門の室長となり,分子生物学的手法を取り入れるようになった。平成 2(1990)年1月,岡崎国立共同研究機構生理学研究所生体情報系教授に就任し,平成 5(1993)年5月には京都大学医学部医化学第二講座の教授併任となった。平成 7(1995)年4月大学院重点化に伴い,医化学第二講座は分子細胞情報学と名称変更され,その年4月に京都大学大学院医学研究科分子生体統御学講座教授(分子細胞情報学)に専任となり,現在に至る。また,平成 8(1996)年10月より5年間の予定で,科学技術振興事業団,創造科学技術推進事業「月田細胞軸プロジェクト」のプロジェクトリーダーを兼任している。